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コーカサスオオカブト
学名:Chalcosoma Caucasus
和名:コーカサスオオカブトムシ
体長:♂50〜130mm ♀50〜65mm
コーカサスオオカブトムシはマレー半島、ジャワ島、スマトラ島の高 地に生息している。Chalcosoma属の中では最大で特に♂の大型個体は3本の長い角を持つ見事なカブトムシである。個体の大きさは様々であるが大型 のものは胸部の長い角が緩やかに湾曲しつつ突出し、頭部の角にはやや後方を向く突起が見られる。ジャワ産の♂の個体には頭部の角の先端に山型突起が見られ る。またアトラスオオカブトにも似ているが大型の♂では頭部の角の中央に1本の突起があることで区別できる。
 
 
コーカサスオオカブトの飼育方法
 
 1.成虫飼育
 
■平均5〜8ヶ月長くて1年生きることもあり ます。
■飼育温度は20〜27℃。産卵を目的とした温度管理は 21〜24℃が最適。
・20℃以上になるとエサを食べ始め、産卵行 動を開始します。
・コーカサスは高温に弱いため30℃以上にな ると弱わり長時間続くと死亡する事があります。
■成虫飼育に必要なものは
・プラケース 小〜中
・コバエ防止のため必ずふたの間に防虫シートを挟むこ と。
・クヌギ・コナラ粉砕マット(未発酵マット)→転倒防止 のため粗めマットまたは樹皮を入れるといいでしょう。
・エサは大食いのため60gの高タンパクゼリーを与えま す。私は奈良 オオクワセンターの『高タンパクバナナゼリー』を与えています。
・ゼリーは十字に切り込みを入れます。これは ゼリーをこぼしにくくするためです。
・週1回は霧吹きを行って湿らせてください。
・また直射日光に当てないように比較的涼しい ところで保管してください。
 2.ペアリング

■温度管理にもよりますが羽化後2〜3ヶ月後、後食が始 まればペアリング可能です。
・21℃以上で産卵を開始します。個体差にも よ りますが1回の産卵で15〜30個、そのシーズンで50〜100個ほど産卵します。
■ハンドペアリング
後食の すんでいる個体で 羽化後2〜3ヶ月以上の個体ならペアリングが可能です。
方法は ♀がエサを夢中に食べているときに♂を♀上部の近くまで持っていき♀の臭いをかがせます。♂はその状態で生殖器を出しますのでそのときに♀の上に覆いかぶ せるようにそっと置いてください。(生殖器が出ない場合もあります。)♀が逃げなければペアリングはほとんどうまく出来ます。もし、♂♀共に何らかの理由 で交尾を拒否するのであれば後日改めてペアリングをして下さい。
・交尾が2〜3回成功したら♂は取り出して♀ に2週間程度、高タンパクぜりーを十分に与えます。
■ペアリング
・私は産卵セットに♂♀を入れ1週間同居させ ています。しかし♀殺しの可能性も高いのでハンドペアリングをお勧めします。
・同居させ1週間後♂だけを取りだします。♀はそのままセット内で飼育します。
■産卵セットの用意。
・プラケース特大または衣装ケース
・埋込マット(クヌギ、コナラ発酵マット)。
・高タンパクゼリー
■セット方法
・マットは十分発酵したものを使用し軽く握って固まるま で湿らせます。ケースの底に10cm程きつく圧縮する様にしてなるべくカチカチに固めます。その後、発酵 マットを容器の8分 目ぐらいまで軽く詰め込みマット上部に足場となる樹皮、産卵木の割カスまたは産卵木(転倒防止)を入れておくと良いでしょう。
・高タンパクゼリーと交尾済みの♀をセットします。
・マット表面には転倒防止のためはがした樹皮 を置いておけばいいです。
■産卵
・♀はマットに卵を産み付けます。産卵中は静 かな場所で光を避けて保管し、高タンパクゼリーを切らさないようにしてください。
■産卵セットの交換
・セットして1カ月後♀を取り出します。長く セットしていると、♀が次の産卵のためマットに潜ったときに卵を潰す事があります。
その後、♀は1週間程度、高タンパクゼリーを与えて休ま せ次のセットを開始します。
■卵、幼虫の割り出し
2通り の方法がありま す。
1・・・・産卵後マットをひっくり返し卵を採卵する。
2・・・・産卵後♀を別の容器に移し替え1〜2ヶ月後幼虫を取り出 す。
セットした産卵床を新聞紙や大きめの衣装ケースにひっくり出します。基本的にマット部がガチガチになっている所 やマットが団子状 になっている所に良く産卵しています。卵をつぶさないようにマットを軽くほぐしながら卵を探します。
取り出した卵はプリンカップのような小さい容器に発酵マット、または未発酵マットを詰め込み中央にドーム状のく ぼみ(穴)をつけ ます。そのくぼみに卵を1個入れるだけです。卵の上へマットをかぶせても問題ないが、観察が出来なくなるため私はかぶせません。また、発酵マットで卵の管 理をする場合、水分量には気を付けましょう。少しでも多い場合は腐敗、またはダニの原因になりますので注意して下さい。卵から幼虫になるまで1ヶ月〜2ヶ 月かかります。
幼虫が出てきた場合は1リットル容器に発酵マットを詰め込み幼虫をセットします。
 
 3.幼虫飼育
 
■準備(発酵マット飼育)
・ブロー容器またはガラス瓶、クヌギ・コナラ の発酵マットを準備します。
・マットを適度に加水(団子状で崩れない位)します。水分量は気持ち多めがいいです。
・加水した発酵マットを容器に詰め込みます。
・割り出した幼虫、孵化した幼虫を入れます。
・あと暗い静かな所で保管し温度管理は21〜24度で管理します。
■マット交換
・2〜3ヶ月後マットが劣化、糞が目立ってき たらマット交換をします。
・♀は2000cc容器で羽化まで十分です。 ♂については大型になりますので80g以上になればプラケース中または大ですればいいです。
・交換のタイミングとしては3ヶ月を目安に マット交換を行いましょう。
 
■コーカサス長角の作出!
・コーカサスオオカブトの長角作出は飼育上、 難しいと言われています。これは幼虫時代の環境で大きく変化するようです。しかし、幼虫が100g以上の大型幼虫になったが羽化すると短角。どうしてだろ う・・・・
これは幼虫が成熟し蛹室を作るまでのマット内での環境が 原因しています。幼虫が成熟しワンダリング(蛹室を作るときマット内を動き回ること)を行います。 そのとき幼虫は蛹室を作製するのにふさわしい堅い部分を探していますが、このときマットを堅く詰め込んでいないと幼虫は同じ容器内でワンダリングを続け せっかく大きく成長した幼虫に縮みが生じられるのです。その結果、体は大きいが角が短いという短角のコーカサスが羽化するのです。そこで長角を羽化させる には 赤土、黒土を混ぜ容器底部から10cmほど堅く詰めると良いようですが私は発酵マットのみで行っています。それは通称『足踏みマット』私が名付けたのです が上記の内容をヒントで考えつきました。マット底部を10〜15cmほど発酵マットを足でガチガチに詰め込みます。そのとき勢いよく踏みつけると容器が破 損する可能性がありますので体重をかけるように踏みつけてください。残り上部は普通に手で詰めるだけです。この方法で長角の羽化率がUPしました。某サイ トでも実験していただいていますがかなりの確率で長角が羽化しています。

ちなみにコーカサスが短角になるのは幼虫期の環境が悪く 成虫になったとき良い環境場所へ飛来するのに抵抗をなくす為、短かい角になるなんてことも聞いたことがあります。
 
 
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